足元から変える予防とパフォーマンス|富士市のスポーツ整骨院が教える正しいシューズの選び方

こんにちは、富士市でスポーツに特化した整骨院、神尾鍼灸整骨院です。

これまでのコラムでは、「モノ・カラダ・プラン」という考え方をもとに、痛みやケガに対する総合的な治療方針をご紹介してきました。

👉 富士市の整骨院が実践する治療方針モノ・カラダ・プランの考え方はこちら


今回はその“モノ=道具”に注目し、**予防とパフォーマンス向上の鍵となる「正しいシューズの選び方」**についてお伝えします。


📚 目次

  1. なぜシューズ選びが重要なのか?
  2. 約8割が靴のサイズを間違えている!?
  3. 整骨院だからできる、正しいシューズ選びのサポート
  4. 正しいシューズ選びの3つのポイント
  5. インソールだけでは不十分?
  6. まとめ|足元を整えることは、全身への第一歩

なぜシューズ選びが重要なのか? <a id="importance"></a>

毎日何気なく履いている“靴”が、自分の体の不調の原因になっているかもしれない。

…そんなふうに考えたことはありますか?

実は、靴は日常生活の中で最も当たり前に使われている道具のひとつです。
だからこそ、「合っていないかもしれない」とは気づかずに履き続けてしまい、“盲点”となってしまうのです。

足に合っていない靴を履いていると、以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります

  • 足首のねんざや足底腱膜炎、シンスプリントなどの下肢障害
  • O脚・X脚、外反母趾といった骨格のゆがみ
  • 膝や腰への慢性的な負担
  • 姿勢や歩行バランスの乱れからくる慢性痛やパフォーマンス低下

特にスポーツをする学生やアスリートにとって、靴は体を支える“土台”
正しい治療・トレーニングをしていても、足元が崩れていてはその効果を十分に発揮できません。

神尾鍼灸整骨院では、モノ(道具)から整える=シューズを正しく選ぶことを、ケガや不調を防ぐための第一歩と考えています。


約8割が靴のサイズを間違えている!?

「自分の足のサイズは27cm」「この靴がずっと合っていたから」と思っていませんか?

実は、足のサイズや形状は年齢とともに変化します。にもかかわらず、学生時代から同じサイズを選び続けている人が非常に多く、それがトラブルの原因になっていることもあります。

日本整形靴技術協会やシューフィッティングの研究会などの調査では、
**日本人の約7~8割が「サイズの合っていない靴を履いている」**という報告があります。

特に多いのが「大きすぎる靴」。

  • 足が靴の中で滑ることで、足趾(足の指)がしっかり使えない
  • 靴の中で動く足を支えるために、膝や股関節に余分な筋力を使ってしまう
  • 靴が脱げないように無意識に力を入れてしまい、ふくらはぎや足底に過剰な負担がかかる

このような**“見えない誤差の積み重ね”が、体全体のバランスを崩し、結果としてケガや不調につながる**のです。

特にスポーツにおいては、コンマ数秒の反応や一歩目の動き出しがパフォーマンスを左右するため、足元のコンディショニングが極めて重要になります。


整骨院だからできる、正しいシューズ選びのサポート

神尾鍼灸整骨院では、症状や目的に応じて以下のような測定・評価・チェックを行いながら、医療的な視点でのシューズ選びをサポートしています。

足の「長さ・幅・周径(足囲)」を測定
→ JIS規格に基づき、**ウィズサイズ(D〜4Eなど)**を導き出します。

足部の状態や特性を評価
→ 外反母趾・偏平足・ハイアーチ・回内足・回外足などをチェック

使用目的や症状に応じた提案
→ 通学・ランニング・競技用・立ち仕事など、環境に合わせた選択

実際にシューズを履いてフィッティングを確認
→ 余り感やフィット感、足の動きを確認して調整します。

シューズを履いた状態での歩行動画チェック
→ インソールやシューズ変更による歩行の変化を「見える化」します。

※必要に応じて、**医療用インソール(フォームソティックス)**との併用もご提案しています。


正しいシューズ選びの3つのポイント

靴を選ぶ際には、次の3つのポイントを意識するだけでも足の負担を大きく減らすことができます。

  1. かかとが硬い  → 足が接地した瞬間の足部を安定させ安定させ、ブレを抑える
  2. つま先(親指の付け根)だけが曲がる作り  → 歩行時にしっかりと地面を蹴れる構造
  3. 靴がねじれにくい(捻じれ剛性)  → 足のアライメントを保ち、膝や腰への負担を軽減

Instagramでも紹介👉神尾鍼灸整骨院のおススメする正しいシューズの選び方


インソールだけでは不十分?

👉 どんなに優れたインソールを入れても、靴が合っていなければ効果は半減します!

「スポーツショップで勧められたインソールを入れたのに痛みが変わらなかった…」
そんな声をよく聞きます。

これは、インソールが病態や足型に合っていないケースや、靴のサイズや形状自体が合っていないケースに多く見られます。

神尾鍼灸整骨院では、靴とインソールの両方が合って初めて“効果的な足元の矯正”になるという視点から、必ずセットで評価・提案しています。


まとめ|足元を整えることは、全身への第一歩

これまでの人生で、当たり前のように履いてきた靴が実は間違っていた──
そう考える人はほとんどいません。

実際、私自身も以前は「26.5cmや27.0cmの靴」を履いていましたが、今では「25.5cm」の靴しか履いていません。

いろいろな治療やインソール、サポーターを試しても変わらなかった原因が、“シューズ”という盲点にあったのです。

神尾鍼灸整骨院では、モノカラダプランの考え方の「モノ(道具)」の視点から、足元の改善に力を入れています。
次回は、そのモノに関わる**医療用インソール「フォームソティックス」**について詳しくご紹介していきます。