小学生のかかとの痛み「シーバー(セーバー)病」とは?|靴・インソール・セルフケアでできる対処法

こんにちは、富士市でスポーツに特化した整骨院、神尾鍼灸整骨院です。
今回は、スポーツを頑張る小学生に多い**かかとの痛み「シーバー(セーバー)病(踵骨骨端症)」**について解説します。
「成長期だから仕方ない」と思われがちですが、正しい評価・靴選び・自宅でのセルフケアで早期回復と再発予防が可能です。


【目次】

  1. シーバー病とは?原因と症状
  2. 整骨院での評価と施術内容
  3. シーバー病と靴・インソールの関係
  4. 子どもの靴選び|正しい3つの条件
  5. 自宅でできるシーバー病セルフケア
  6. 神尾鍼灸整骨院の治療方針|モノカラダプラン
  7. まとめ|かかとの痛みは早めの対処を

1. シーバー病とは?原因と症状

シーバー病(セーバー病)は、かかとの骨(踵骨)の成長軟骨が炎症を起こす成長期特有の障害です。
10歳前後の男子に多く、ジャンプやダッシュなどの繰り返し動作で痛みが増すのが特徴です。

  • 朝は平気なのに、運動後に痛がる
  • かかとを地面につけずに歩こうとする
  • 圧痛があり、押すと嫌がる

このような症状がある場合、放置せず早めの対応が必要です。


2. 整骨院での評価と施術内容

当院では、まずエコー(超音波)観察で骨端線の状態を確認し、痛みの原因を明確にします。
さらに、ハイボルトを使用して

  • 炎症部位の負担軽減
  • 動作時の痛みの緩和
  • ふくらはぎや足裏の筋緊張のリリース

を行い、その場での改善変化を確認しながら進めます。必要に応じて整形外科との連携も行います。


3. シーバー病と靴・インソールの関係

シーバー病は、足に合っていない靴や薄いソールの靴などによって、かかとに余計な負担がかかることが原因となるケースもあります。

神尾鍼灸整骨院では、足の**長さ・幅・周囲(ウィズサイズ)を測定し、適切なシューズ選びと、Formthotics Medical(医療用インソール)**の導入で

  • 衝撃吸収
  • 足裏のアーチサポート
  • 踵部の安定化

といった根本改善を図ります。
インソールだけでなく、靴の選び方も非常に重要です。詳しくは→ 正しい靴選びと足の測定について


4. 子どもの靴選び|正しい3つの条件

シーバー病の再発防止にも効果的な、正しい靴選びのポイントは以下の3点です。

  1. つま先(親指のつけ根)だけが曲がる構造であること
    → 足の自然な蹴り出しをサポートします。
  2. 踵(かかと)がしっかりしていること
    → 着地時のブレを防ぎ、かかとを安定させます。
  3. ねじれにくい(捻じれづらい)構造であること
    → 足全体の安定性を高め、過剰な回内(オーバープロネーション)を防ぎます。

Instagramでも紹介 → 神尾鍼灸整骨院がおススメする正しいシューズの選び方


5. 自宅でできるシーバー病セルフケア

整骨院での施術と並行して、ご家庭でもできるセルフケアがあります。以下を参考にしてみてください。

■ ストレッチ

ふくらはぎの柔軟性を高め、踵への負担を減らします

  • 腓腹筋のストレッチ
     → 壁に手をつき、足を前後に開いて後ろ足の膝を伸ばしたままかかとを床につけて20秒キープ。反対側も同様に行います。
     ※ジャンプやダッシュをよく行うお子様に効果的です。
  • ヒラメ筋のストレッチ
     → 上記と同じ姿勢で、今度は後ろ足の膝を軽く曲げた状態で20秒キープ。かかとは浮かさないように意識しましょう。
     ※アーチの安定やかかと周囲の筋緊張緩和に有効です。

■ サンダル・スリッパの見直し

  • 家の中でも踵にクッション性のあるスリッパやサンダルを使うことで、かかとへの負担を軽減できます。
  • 歩行を良くしていく観点からも自宅でのフォームソティックスを入れたシューズ着用も効果的です。

■ 活動量の調整

  • 痛みがある間は、ジャンプやダッシュなどの動作を一時的に控えることが大切です。運動を完全にやめるのではなく、痛みの出ない範囲で身体を動かすことがポイントです。

6. 神尾鍼灸整骨院の治療方針|モノカラダプラン

当院では「モノ(靴・インソール)」「カラダ(評価・施術)」「プラン(日常生活・運動習慣)」を組み合わせた【モノカラダプラン】を実践しています。

  • モノ:足に合った靴とインソールで環境を整える
  • カラダ:エコーでの評価とハイボルト等の様々な機器での施術
  • プラン:正しい動作指導やストレッチ提案、復帰までのアドバイス

単なる対症療法で終わらせず、根本原因から改善し再発を防ぐサポートをしています。

詳しくはこちら ☞ 富士市の整骨院が実践する治療方針|モノ・カラダ・プランの考え方


7. まとめ|かかとの痛みは早めの対処を

シーバー(セーバー)病は放っておくと長引きやすいですが、
足に合った靴・インソール、適切な施術、家庭でのケアを組み合わせることで、早期回復が期待できます。

お子様がかかとの痛みを訴えたら、無理をさせず、まずは当院へご相談ください。
神尾鍼灸整骨院では、スポーツ現場の視点から、親子に寄り添ったサポートを行っています。


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